お金のいろは
お金の価値観は、たとえ大人でも人それぞれ違います。
それゆえ、それを子どもに教えるというのは、
けっこう頭を使うテーマだと思います。
ちなみに、わたしの親はどう教えてくれたかなと思い出してみると、
「使うから減る。使わなければ貯まる。」
だった気がします。(当たり前だ)
その価値観をどう捉えるかはまた別として、
これも一つの考え方であることは真実。
これは、わたしの父親がごく一般的なサラリーマンで、
母親はそれを助けるパート主婦
という働き方だったことも、
きっとこの価値観の背景にはあると思います。
でも、ちょっと残念だと思ったのは、
お金の消費ばかりにフォーカスが当たっていて、
お金の活かし方(=投資)には、
ほとんどまったく触れてくれなかったことです。
子どもだから教えたってまだ分からないだろうと思われたのか、
それとも親自身もよく分かっていなかったのか、
今となってはそれはどうでもよいのですが、
子育てを通じてお金の消費しか語らないというのは、
ちょっと貧弱なんじゃないかと感じるのです。
じゃあ、今のわたしなら子どもにどう教えるか
考えてみました。
まず、子どもが自ら「おこづかいがほしい・・・」と言うまでは、
直接金銭は与えません。
すると、自分から言ってくるタイミングが必ずあると思うので、
そのときに、「あなたがお金をほしい理由は?」
と切り出してみるのです。
お金は、それで何かを得たいと思うからこそ「ほしい」と思うもの。
「そのお金を使うことで、あなたは何を得ようとしているの?」
と切り込むことで、
子どもは子どもなりに、お金の価値について
考え始めてくれるんじゃないかなと思います。